いま買える写真用白黒フィルム全リスト 2022年:銀塩写真を撮る人へ
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最新更新日:2022年2月10日
銀塩白黒フィルム。 風前のともし火と言われはや10年以上。名を変え、メーカーを変え、国を変え、しぶとく生き続けています。
I'm still STANDING!!
モノクロフィルム、まだ買えます。買えますとも。2022年、約33ブランドから120種類!いま買える写真用白黒フィルム全部紹介!
まもなく設立100年を迎えるイタリアの写真関連メーカー。2012年に全従業員を解雇しましたがかつての職人たちを再雇用し、2013年にクラウドファンディングで復活。紆余曲折を経て白黒フィルムP30の製品安定版を販売するところまでたどりつきました!写真乳剤は自家開発・製造。もちろんコーティングも自社で行っている正真正銘の写真フィルムメーカーです。
イルフォードと同じイギリスのハーマンテクノロジー社製。
イギリスのハーマンテクノロジー社製。
かつてAGFAから販売されていたフィルムと同名だが中身は別のフィルム。イギリスのハーマンテクノロジー社製。
イギリスのハーマンテクノロジー社製。ケントメアのフィルムと似ている。
世界で最も洗練された白黒写真用ケミカルを開発しているSpur社。いずれのフィルムもSpurの現像液と完璧なマッチングが図られています。
2019年のクリスマスにとつぜん登場した「サンタフィルム」。現像データはSilversaltが実際にテストをしたものなので、非常に信頼できます。
ロシアのサンクト・ペテルブルクに誕生したアナログ写真製品の会社。2017年にクラウドファンディングで資金調達し自社ブランドフィルムをリリースしました。
4x4カメラなどに使える127サイズ。中身は他のフィルムですが、販売元が明らかにしていないため本当の製品が何か憶測を呼んでいます。レラパン400の推奨現像データはイルフォードのHP5と一致しているようです。
2022年現在在庫なし。
ISO80は上記のShanghai GPS3のリパッケージ。ただしシートフィルムあり!
2022年現在在庫なし。
ars-imagoはローマに本店がある写真屋さん。このフィルムは新しい乳剤ではないが市場には流通していないものとのこと。他社製品をアレンジして販売するこの手の商品にしては珍しくデータシートが充実している。データシートに掲載されている作例も美しい。いいね。
ars-imago スイスのチューリッヒ店の店内。ここに住みたい…。
オーストリアのウィーン発の revolgはエフェクトの利いた「クリエイティブ」なフィルム専門のメーカー。
まだまだ不完全なので詳細情報は随時追加していきます。もしリストにもれや誤りがありましたら、お知らせいただけると嬉しいです!
東京オルタナ写真部:info@tokyoaltphoto.com
白黒フィルムってまだ意外とたくさんあるんだ、と思われるかもしれませんが、多くの商品は他の製品のパッケージを変えたものです。写真乳剤を自前で作っているメーカーは応援したいですね。設備投資のリスクを負っているメーカーたちが、わたしたちの銀塩写真文化を支えてくれているんですから!
東京オルタナ写真部では、アナログ写真ワークショップを開催しています。かっこいい写真表現のための技法を合理的に解説します。フィルムを初めて触るひとでも大丈夫。ご参加お待ちしています!
開催予定のワークショップは「現在募集中のワークショップ」のページをごらんください。
東京オルタナ写真部では、オリジナルフィルム現像液「東京パイロ Tokyo Pyro」を開発しました。ありきたりな画になる要素を排し、アナログ写真ならではの美しい画に全振りしたフィルム現像液です。
世界の写真コミュニティで話題の最新現像液「510 Pyro」よりも、はるかに美麗な画像を得ることができます。
デジタルでは代替できないアナログの魅力を最大に活かす、最先端フィルム現像液。東京オルタナ写真部ショップで好評販売中です!
東京パイロについてより詳しい解説は次のページ「オリジナルフィルム現像液 |東京パイロ TOKYO PYRO」をご覧ください。