OUR WORKSHOPs

 

開催予定のワークショップは「現在募集中のワークショップ」のページをごらんください。


東京オルタナ写真部 ワークショップ

 

東京オルタナ写真では、写真作品制作のためのワークショップを開催しています。表現のためのアート(技法)を総合的に指導しています。

 

 

ワークショップ構成|技術とアート

  

私たちのワークショップでは、技術内容と芸術性をきちんと分離して扱います。そのために効率を悪化させる混乱が少なく、参加者はもっとも短い時間で高い目標を達成することができます。

ワークショップは、技術系アート、そして実践的な制作発表機会としてグループ展があります。

 

 

技術系ワークショップ

 

ほんとうにかっこいいアナログ写真ワークショップ

 

 the photographers of the Byron Company, one of NYC’s renowned photography studios, 1920s

 

はじめてのアナログ写真ワークショップ

  • 史上初。写真を教えない写真ワークショップ。勉強要素なしです。
  • 写真を体験しながら、写真について新しく考えていきます。
  • 自分が内側に持っている作家性を見つけていきます。
  • 全く初心者の方から参加できます。
  • 東京オルタナ写真部のワークショップの入り口です。

 

アナログ写真ワークショップ 基礎クラス

  • 白黒銀塩写真 基礎クラス。
  • ほんとうに美しい銀塩白黒写真の作り方を初歩から解説します。
  • 撮影実習、フィルム現像実習、講義を含みます。
  • 全くの初心者の方から参加できます。

 

アドバンストクラスⅠ

  • アナログ写真ワークショップで学んだ基礎をより深く理解し、自分の表現技術にするクラスです。アドバンストクラスIでは、フィルム感度とコントラストのテスト方法を中心に解説します。
  • 写真家のための写真史講義の前篇を行います。
  • アナログ写真の理解度が中級の方以上が対象です。参加にあたっては、原則として先にアナログ写真ワークショップを受講されることを推奨します。

 

アドバンストクラスⅡ

  • フィルム現像によるコントラスト・コントロールを中心に解説します。さらに表現技法の理解を進めます。
  • 写真家のための写真史講義の後篇を行います。
  • アドバンストクラスⅠを受講された方が対象です。

 

 

銀塩印画紙プリントワークショップ 

 

印画紙プリント・ワークショップ|基礎クラス
  • 暗室で銀塩印画紙プリントを制作するワークショップです。
  • アナログ写真ワークショップ基礎クラスと並行して実施します。
  • もっとも効率の良いプリント方法を指導します。

 

 印画紙プリント・ワークショップ |アドバンストクラス
  • ファインプリントのための効率のよいプリント技法を指導します。
  • 完璧なコントラストコントロールが可能な「スプリットグレード」などのメソッドを用いて実際にプリントします。
  • 原則として、アナログ写真ワークショップ基礎クラスを受講していることを推奨します。

 


好みの現像液を試せるフィルム現像ラボや、撮影散歩カメラウォークも不定期に開催しています。

 

カメラウォーク作品

 

勝手にスカラシップ

 

東京オルタナ写真部では若い写真家を応援するために、スカラシップ奨学生を募集しています。資料を提出していただき、選考を通過した方は、アナログ写真ワークショップの参加費を半額、あるいは全額免除します。詳細はスカラシップ募集ページをごらん下さい。 

 

 

オルタナティブ・プロセス・ワークショップ

 

古典写真技法を用いたプリントのワークショップ

 

ヴァンダイクプリント

 

オルタナティブ・プロセス・ワークショップ風景
Tokyo Alternative Photography: Gum bichromate printing Workshop 東京オルタナ写真部

 

 

 

アート・ワークショップ

 

アートを語るワークショップ「作品を見る/語る」

 

作品制作する写真家が実践的にアート批評を行う機会として「作品を見ること、そしてそれについて語ること」のワークショップを始めることにしました。作品に触れる体験を言葉でとらえることで、まったく新しい世界が開けます。

自分の制作においても、「いいね」を言い合うレベルを超えた作品制作にアプローチすることができます。

 

 アートはただ感じればいい、言葉はいらない? 先日このような内容の少し長文の投稿をSNSでみかけました。「写真はクラシック音楽の英才教育と同じで教えられるものじゃない。評論家などというのは、なにも理解していない。見えないものを感じるのが優れた写真家だ。」多くのひとがこれに「いいね」をしたりシェアしていました。この投稿文を読むと、この人は次のことを前提していることがわかります。作品がいいか悪いかは自分が見ればわかる。評論なんてものは意味はない。アート表現に言葉はいらない。言葉で考える必要はない。ア...

 

アート批評ワークショップと読書会 先日のアート批評ワークショップでサロン画(アカデミック絵画)を取り上げた参加者の方が、SNSで感想を書いてくれました。転載の許可をいただいたので、紹介したいと思います。  美術に対する恐怖感から解放される  美術館に行って絵を見るのが恐かったわたしを、解放してくれた東京オルタナ写真部のアート批評ワークショップと読書会。 「絵を見るのが恐い」なんていうと、みんな「こわがることなんてないよ。好きだと思うものを見ればいいし。いいなぁとか自分が感じるように感じればいいん...

 

こんにちは!この記事では、美術作品を見て言葉にする「批評する」ということを続けていると、こんなにも豊かになれるという私(OgawaYukiko)の体験をお話したいと思います。写真でも絵画でも美術やアートを見るのが自分は好きだと思う人は、ぜひ最後まで読んでください。 作品を言葉にしてみたら人生が変わった 私は過去に東京オルタナ写真部のアナログ写真ワークショップに参加しました。現在は、絵画などの美術を学びながら、写真作品をマイペースに制作し続けています。みなさんと同じように、私も展覧会やギャラリーをよく訪れ...

 

 

アート批評会

 

アート批評ワークショップと並行して開催する批評会です。批評ワークショップに参加した方はこのディスカッションに参加できます。聴講も歓迎です。毎回、アカデミックな美術論文のテーマになるほどのレベルの高い充実した議論が交わされます。

 

 1982年:『ブレードランナー』 1982年6月、映画『ブレードランナー』公開。巨大スラムと化した大都市で、人間と見分けのつかないロボット「レプリカント」を人間が処刑する。それまで、荒唐無稽な宇宙の冒険や、科学がひらく明るく完璧な未来を夢見てきたSF映画が、暗く荒廃した世界を描き衝撃を与えた。この映画を構成しているのは「未来の乗り物」「未来の世界」などのSFにお決まりのモチーフだけではない。この映画のもっとも重要なテーマは、記憶、未来、思い出、家族、人生の時間など、人間を人間として成り立たせている基本的...

 

写真が生まれた場所 先日のプリントスタディ(批評会)では東京都写真美術館で開催中の「写真の起源 英国」展を取り上げました。 19世紀のイギリスで写真は生まれましたが、それは現在の私たちが知っている写真と同じものではなかったはずです。彼らはいったいどんな人で何をしていたのか。どんないきさつで写真を生み出すにいたったのか。「写真の発明者」であるヘンリー・フォックス・タルボットの家まで行ってきましたので、撮ってきた写真交えながら紹介してみたいと思います。  レイコックアビーのヘンリー・フォックス・タ...

 

 二人の思想家と批評家:ロラン・バルトとケネス・クラーク 芸術、美術、アート。優れている、優れていない。その評価って何なんでしょうか。わたしたちが一般的に考える美術評価の方法は2種類あるように思われます。A:「ひとが高く評価しているものがいいんだよ。」B:「自分がいいと思うものがいいんだよ。」A:本やメディアで取り上げられ評価されている作品が評価されるべきものだ。あるいは、B:作品の評価は自分の好き嫌いの感覚で決めていい。このどちらかを、状況に応じて使い分けているというのが実情ではないでしょうか。...

 

 

読書会

 

ロラン・バルト『明るい部屋』から始まった東京オルタナ写真部の読書会ですが、ロラン・バルトの後期作品の通読、そして美術批評へと拡大してきました。毎回、非常にスリリングなセッションになります。複数の参加者で議論しながら読み進む読書会だからこそ、深く理解しながら読むことができます。日本語訳に頼るだけではなく、なるべくフランス語や英語の原著を参照しながら読み進めています。

 

前回の記事のつづきです。    「正しさ」には従わなくてはならないのだろうか どうしても動かし難く存在し、他の何とも交換のできない私だけの感情。「正しいこと」がそれを否定しようとするとき、私たちは「正しさ」に従わなくてはならないのでしょうか。もし「正しいこと」が、不完全な仕方で語られたものだった場合、私たちはそれに抗うことができるのでしょうか。これに対する答えは「自分が感じればそれでいい。アートに言葉はいらない。」でしょうか?私たちはそれは受け入れられないことはすでに以前の記事に書きました。...

 

 ついに読了!『ザ・ヌード』批評会開催します!美術批評家ケネス・クラークの主著『ザ・ヌード』。東京オルタナ写真部読書会で、5ヶ月かけて読み終えました!アートについての認識が根底からくつがえされる読書体験でした。この読書で私たちが何を体験したのかについて総まとめをする批評会を開催します。美術批評を読む東京オルタナ写真部の読書会は、『明るい部屋』から始まり、ロラン・バルトを遺作からさかのぼるように読んできました。日本を取り上げた『記号の国』でバルトの「ロマネスク時代」の著作はひととおり読み終えまし...

 

私たちは、なぜロラン・バルトの読書会をするのか。 「生産性」という言葉 最近、「生産性」という言葉が深いショックを持って受け止められています。きっかけは、ある政治家の「同性カップルは『生産性』がないので、社会資本を彼らに割く必要はない」という主旨の発言でした。ある人の人生を「生産性」という言葉を基準にして評価できるという認識。この認識の犯罪的な傲慢さとおぞましさについては、いくら批判しても足りないほどです。ともあれ、私は写真家なので写真の話をします。写真の言葉についてです。 「いい写真とはな...

 

 

グループ展

 

東京オルタナ写真部ではワークショップ参加者によるグループ展を開催しています。技術ワークショップとアートワークショップが統合された実践的な作品制作と発表の場です。多くの参加者が長期のプロジェクトによる制作を進めています。作品制作の企画、準備段階からサポートします。

 

Photo exhibition ’TOKYO ALTERNATIVE PHOTOGRAPHY #7 ‘オルタナ写真は、古典写真技法による新しい表現を目指すムーブメントです。私たち東京オルタナ写真部はワークショップとグループ展を通してこの古くて新しい写真表現に取り組んでいます。歴史の厚みと、最先端と。私たちは東京オルタナ写真部です。‘Alternative process photography’ is a movement aimed at new mode of expression using historical photographic process. We, TOKYO ALTERNATIVE PHOTOGRAPHY, are working on this old and new photographic art through work...

 

グループ展「東京オルタナ写真部 #6」

 

 

プリントスタディ

 

グループ展のための作品制作を企画段階からサポートする作品講評会です。単発の写真作品に感想を述べ合うのではなく、作家のプロジェクトとしてともに議論し合います。グループ展会場での講評会も行います。

 

 現在開催中のグループ展「東京オルタナ写真部 #7」の出展作品の批評会を行います。どなたでも自由に参加、聴講できます。東京オルタナ写真部で開催中のアート批評ワークショップに準じてディスカッション形式で行います。ぜひご参加ください。 開催日時9月28日(土) 17:009月29日(日)14:002回開催。各回2時間程度を予定しています。会場Roonee 247 fine arts 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビル4F Sato building B 4F, 17-9, Kodenma-cho Nihonbashi Chuo-ku, Tokyo TEL: 03-6661-2276  参加方法聴講される方はそ...

 

 

 

 現在募集中のワークショップ

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地方在住の方で、ワークショップに参加したいけれど東京まで通えない…という方、こちらから出向きます!参加希望人数や場所にもよりますが、まずはご相談ください。

 

個人レッスンは随時募集しています。

 

都内近辺の会場で1コマ90分程度のレッスンを実施いたします。

1コマにつき15,000円(税別・会場、交通費別途)を基準に、ご相談のうえ内容を決めさせていただきます。     ご関心のあるかたはメッセージ送信フォームにてお気軽にお問い合わせください。