前回の記事

アナログ写真ワークショップ体験記【第一話】
 はじめに はじめまして、キムラマサヤです!はじめに簡単な自己紹介をしようと思います。僕は大学4年生で、銀塩写真は2年半ほどやっていて、現像もプリントも自分で行っています。今回参加した理由はいくつかあります。1つ目は卒業展示を考え始め、自分に基礎力がないなと感じたこと。2つ目は銀塩写真について情報を収集するものの、情報に戸惑うことが多かったこと。つまり情報があっても古かったり、同じ情報について三者三様の情報が出回っていたり。3つ目がオルタナティブプロセス(特にリスプリント)に興味があって、その足掛...

 

 

撮影実習!

 

2日目です。撮影実習は新宿御苑で行われました。

10時に集合して、そこから1時間ほど、全員で歩き周り、実際のシチュエーションで露出を考えるということをしました。当たり前ですが、やっぱり実践練習も大事です。「現場ではこうやるといいんだー」とよく分かりました。今まで"ざっくり露出計"でざっくり露出を決めていたので、シビアに合理的に露出を決めることを勉強できました。最大限にネガや印画紙のラチチュードを使うとはどういうことなのか。銀塩写真をやっているからには理解しなければならないポイントですよね。

 

露出計・カメラ・三脚 / 三種の神器

 

こんな様子

 

その1時間の講習が終わったあとは各自撮影です。3時にアトリエオルト再集合だけ決まっていました。僕は大体1時まで撮影することを決めたので、2時間で撮る切るように動きました。ちなみにフィルムは支給(WS費用に含まれている)され、RolleiのRPX100でした。

 

ちょっと蛇足。

 

この日はSilversaltのティムさんも来ていました。通常であれば、普段のWSにも参加されるそうです。個人的にSilversaltを愛用しているので、「有名人だ!」みたいな感じで少し興奮していました笑。

 

 

現像講習!

 

銘々撮影を終わらせて、3時に再集合すると、お待ちかねの現像講習です。現像する前に、簡単に現像についてのレクチャーがありました。

また、恒例の巻き取り練習もありました。ここで初めてJOBOタンクを使ったのですが、いやはや使いやすいですね!もうステンレスタンクがバカみたい!笑。絶対JOBOタンクを買うことに決めました。これから現像始める人は絶対JOBOタンクにした方がいいです。失敗する訳がない笑。現像に対して怖い印象を持たれている方、JOBOタンクなら印象変わるのでWSにぜひ笑。

今回のレシピは

RPX 100 @ 100 in R09(1+24)

12min(30 / 60 / 3) 20℃

でした。

 

現像していてメリハリがあるなと思っていました。「停止は酢酸」とばかり思っていたのですが、疲労しやすいロジナールなどは水で充分なんですね。定着も割と緩めに行われたので、ちょっとびっくりしました笑。

水洗が行われている間に休憩、乾燥させている間補講という感じでした。乾燥したら、ペルガミン紙を頂けたのでそれに取り込みです。ペルガミン紙はよくあるネガフォルダと違って湿気を逃してくれるので安心ですね。ただしネガを確認する際、ライトボックスのような強い光が必要なので、そこが難点。

 

クリアなネガフォルダに入れ替えて確認

 

 

取り込みが終わって、軽く講習があったらこの日は解散でした。次は最終日、プリント・講評会編です!また!