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プリントWS
プリント講習は日程に組み込まれてはいますが、参加は任意です。参加されない方は各人自分でプリントして、講評会に参加するという流れです。
プリントWSは10時に白金高輪駅のレンタル暗室で集合でした。こちらも少し分かりにくいので、早めに来ることをオススメします。思いっきり広いというわけではありませんが、4人が同時にプリントできる設備になっています。個人的に覆い焼きする小道具が充実して感動しました。
まず簡単に講習があった後、コンタクトプリントをつくりました。それを確認して、どのコマをプリントするか決めます。大体2時間くらい制作時間があります。講師の大藤さんやティムからアドバイスを受け、相談しながらプリントできるので、とても良い機会だと思います。僕は自分でプリントをし始めて2年ほど経つのですが、自分のプリントフローを見直すことにしました。というのも今までの自分ではあり得ないレベルのプリントができたからです。
1枚目をつくるのに1時間半かかって、残り30分ほど余りました。大藤さんに相談したら、「このコマならストレートプリントくらいいけるんじゃない?」と。同じデータでプリント。そしたら2枚目ができました笑。やはり見る目が違いますね、すごい。
12:30くらいに解散して、各自14時アトリエオルト再集合でした。
講評会
再集合して、作品の講評会です。同じ撮影実習に行った人が「こういう作品をつくっていたんだー」と単純に面白かったです笑。けっこう人に作品を見られるのはむず痒いものですね。なかなか外に見せることがないので少し緊張しました。観て終わりではなく、最後の講義がありました。講師の大藤さんから熱い言葉をいただいてWSは終わりです。大体15時半くらいで終わりました。
参加自由でそこからは打ち上げを兼ねた懇親会です。飲み物やつまみを持ち寄って、楽しいひとときを過ごしました。17時でアトリエオルトを後にしました。
おわりに
はじめにも言いましたが、僕は基礎体力が欲しい・リファレンスとして知識と技術が欲しい・どの情報が正しいのか分からないなどといった理由からこのWSに参加しました。その判断は正しかったと思います。2年ほど自分で現像もプリントもしてきて、一通りできるようになったとは思います。しかし誤って理解していたことや「あ、確かにこっちの方が合理的だ」と思えることが多数ありました。どんどん凝り固まっていくし、内内に閉じこもるようになってしまうし。こうやって開かれたWSや勉強会に参加するのはいいなと思いました。自分のやっていることの確認にもなります。
だからぜひ、これから銀塩写真を始めたい初心者の方、自家現像・プリントを始めようとしている人はもちろんのこと、自分でこれまで現像・プリントしてきた人も参加して欲しいです。もちろん知っていることも多々あると思います。その一方で発見も多いと思います。もしかしたら初めての方よりも俯瞰して、情報を整理して講義を受けることができるので、習得は早く確実かもしれません。これまでの自分を改められる、オープンな心で受けることが必要ですが笑。現像やプリントも前段階、つまり被写体の観察や露出のレベルでも勉強になります。ぜひとも我流だけでやってきた人たちに参加していただきたいです。
僕は、早速アドバンストクラスとリスプリントWSに参加したくなりました笑。
これにて体験記完結です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
アナログ写真ワークショップ体験記
東京オルタナ写真部のワークショップ
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