映画『ジョーカー』

あまりに傑作すぎる映画『ジョーカー』(2019年)。絶望、暴力、そして心をえぐる悲恋。真っ暗な気持ちになるストーリーであるにも関わらず、見終わった後に浄化と救済を深く感じる映画でした。

『ジョーカー』(2019年)のレビュー記事はこちらです。

光と構図が言葉になるとき|映画『ジョーカー / JOKER』
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続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』公開にあわせてレビュー会を開催します。 

前作では、残酷で絶望的な悲恋を経験した主人公アーサー・フレック(ジョーカー)。今回の恋は成就するようですが、それはそれで絶望の予感しかしない!!

開催概要

  • 2024年10月26日(土) 18:00~
  • 上北沢駅(京王線)近辺会場(対面)
  • 対面とオンライン両方で開催します。
  • 参加費無料(カンパ歓迎です!)

参加方法

下記フォームを送信してください。詳細をメールでご案内します。

東京オルタナ写真部の読書会では、ときどき映画上映とディスカッションを開催しています。映画『TENET』の複雑なストーリー構造を調べるためにコマ送りで見る「TENET寸止め上映会」などやってきました。ディスカッションの一部はブログでも紹介してきました。

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 ストーリーが理解できない映画映画館で初めて見たときの率直な感想は、体感理解度20%…。映画『TENET』は、話の内容がほとんどがわからないまま終わってしまった。気合を入れて大画面大音量のIMAXシアターで見たので、よけいに出会い頭に車にはねられたような気分だった。釈然としない。この複雑なストーリーを分析し、理解するために寸止め上映会を始めた。複数人でディスカッションしつつ、ショットごとに一時停止しながら内容確認。さらにはコマ単位まで分解して分析したその結果、明らかになったことは…映画をあまりに細分化して...
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