レビュー会の内容をまとめた記事はこちらです

世界の平凡さに殺された男/映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』レビュー:Joker...
先日開催した映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』レビュー会では、とても刺激的な洞察や意見が交わされました。もしこの映画の評判を検索していてこのページに来た人のために先に言っておくと、DCコミックの実写版を期待するなら微妙な作品でしょう。この記事の内容のとおり、この映画はまさに「すでにみんなが知っていることを上手に言い当てる」ことへの深い疑問がテーマになっているからです。しかし、映画が好きで映画を見たいと思うのなら、すぐに見に行きましょう!見て語るに足る、すごい映画です。以下はレビュー会での解釈...

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映画『ジョーカー』

あまりに傑作すぎる映画『ジョーカー』(2019年)。絶望、暴力、そして心をえぐる悲恋。真っ暗な気持ちになるストーリーであるにも関わらず、見終わった後に浄化と救済を深く感じる映画でした。

『ジョーカー』(2019年)のレビュー記事はこちらです。

光と構図が言葉になるとき|映画『ジョーカー / JOKER』
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続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』公開にあわせてレビュー会を開催します。 

前作では、残酷で絶望的な悲恋を経験した主人公アーサー・フレック(ジョーカー)。今回の恋は成就するようですが、それはそれで絶望の予感しかしない!!

開催概要

  • 2024年10月26日(土) 18:00~
  • 上北沢駅(京王線)近辺会場(対面)
  • 対面とオンライン両方で開催します。
  • 参加費無料(カンパ歓迎です!)

参加方法

下記フォームを送信してください。詳細をメールでご案内します。

東京オルタナ写真部の読書会では、ときどき映画上映とディスカッションを開催しています。映画『TENET』の複雑なストーリー構造を調べるためにコマ送りで見る「TENET寸止め上映会」などやってきました。ディスカッションの一部はブログでも紹介してきました。

ブレードランナー|ハンマースホイ|フェルメール:「人間らしさ」のイコノグラフィー
 1982年:『ブレードランナー』 1982年6月、映画『ブレードランナー』公開。巨大スラムと化した大都市で、人間と見分けのつかないロボット「レプリカント」を人間が処刑する。それまで、荒唐無稽な宇宙の冒険や、科学がひらく明るく完璧な未来を夢見てきたSF映画が、暗く荒廃した世界を描き衝撃を与えた。この映画を構成しているのは「未来の乗り物」「未来の世界」などのSFにお決まりのモチーフだけではない。この映画のもっとも重要なテーマは、記憶、未来、思い出、家族、人生の時間など、人間を人間として成り立たせている基本的...
映画と時間 『市民ケーン』から『TENET』まで
この勉強会のまとめ記事です。映画『TENET』 | フェスとしてのアート体験とナラトロジー読書会スピンオフ企画:映画と時間 『市民ケーン』から『TENET』までクリストファー・ノーラン作品の分析"TENET" Warner Bros. 映画『TENET』読書会に参加してくれていた人から、仕事帰りに毎日のように映画館に『TENET』を観に行っていると聞き、そんなに面白いのか!と私も観に行きました。が、やっぱりぜんっぜんストーリーがわからない!理解度は体感的に2割。なぜこんなに難解なのかというと、物語の時間の方向が2方向あるか...
映画『TENET』フェスとしてのアート体験とナラトロジー
 ストーリーが理解できない映画映画館で初めて見たときの率直な感想は、体感理解度20%…。映画『TENET』は、話の内容がほとんどがわからないまま終わってしまった。気合を入れて大画面大音量のIMAXシアターで見たので、よけいに出会い頭に車にはねられたような気分だった。釈然としない。この複雑なストーリーを分析し、理解するために寸止め上映会を始めた。複数人でディスカッションしつつ、ショットごとに一時停止しながら内容確認。さらにはコマ単位まで分解して分析したその結果、明らかになったことは…映画をあまりに細分化して...
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