初めての白黒フィルム現像:初めてのアナログ写真

Kodak Film Developing Tank 1910 / https://www.flickr.com/photos/joan_thewlis/2845914901/in/photostream/

初めてのアナログ写真。今回は「初めての白黒フィルム現像」!

初めてのフィルム現像

どんな説明でもたった1分で終わらせるILFORDの動画シリーズ「フィルム写真への案内」。今回も過激な超圧縮説明です!
何事もやらないことには始まらないのでこれはこれであり。ひとまず動画を追っていきましょう!

 

 
 
この動画ではチェンジバッグではなく暗室を使う前提です。
まず暗くしても道具がどこにあるかわかるように配置します。
 
 
全ての薬品を必要な分だけ調合して指定された温度にしておきます。
 
真っ暗にしたら撮影済みフィルムを取り出しリールに巻きます。
 
 
 
リールをタンクに入れてふたを閉めます。
 
 
 
フィルムはタンクの中で遮光されているので、明かりをつけて大丈夫です。
 
指示通りのタイミングに従って各ステップを進めていきます。あらかじめ準備しておいた現像液を注ぎます。
 
ふたを閉めて指示通りに撹拌します。
現像液を捨てて、停止、定着へと進みます。
 
これで現像プロセスは終了。フィルムを明るいところに出して大丈夫。
 
フィルムを水洗して乾かします。
 

もう少しくわしい説明

どうですか?超簡単!すごいイルフォード。しかしあまりに簡単に説明しすぎていて、なんだかまだよくわかりません。もう少し具体的に作業のイメージをつかみたい人には、Silversaltのフィルム現像解説がおすすめです。
 
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フィルム現像のコツと注意点

静止と撹拌はどちらもしっかり

「タンクをぐるぐる回して撹拌するのは現像ムラを防ぐためなんでしょう?」

うーん、間違いじゃないけれど、半分しか正解ではありません。実は撹拌していない時間もとても大切です。静止と撹拌のバランスで銀塩写真の美しいトーンは作られます。このバランスを調整することでトーンコントロールすることもできます。このコントロールについてはアナログ写真ワークショップのアドバンストクラスで解説しています。

ともかく大事なことは、現像中はタンクを不安定な状態にしないことです。

温度管理

温度を一定に保つことは安定した現像結果を得るために必要です。バットなどに現像液と同じ水温の水を張って、静止の間はその中にタンクを入れるようにすると大丈夫です。

ステンレスタンクはおすすめしません

かつてステンレス製のタンクがもっとも本格的だと思われてきましたが、あまりおすすめしません。理由はいくつかありますが、まずリールに巻きにくいこと!初心者だとフィルムを数本は台無しにしないとまともに扱えるようになりません。わざわざそんなのを使わなくても、もっと簡単に扱えるタンクにしましょう。

東京オルタナ写真部でも使用しているヨーボパターソンAPのタンクは、使いやすいのでおすすめできます。

道具は代用できます

道具を何もかもすべて専用器具で揃える必要はありません。100円ショップの商品で代用できるものもあります。

用品の購入

Silversaltがお得なスターターセットを販売しています。信頼できる機材を安く購入することができるのでおすすめです。

フィルム現像スターターセット/ ベーシック

 

自家現像のすすめ

自分で現像しなくても現像サービスに出せばいい、という人もいると思います。それでも別にかまいません。しかしもし、銀塩写真ならではの美しい写真を求めるのであれば、自分でフィルム現像をする以外の選択はなくなります。

フィルム現像は、美しい写真のトーンを作る上で決定的なプロセスです。ここで無頓着な現像をしてしまうと、後からどうすることもできません。最終的な作品のトーンを作り出すプロセスがフィルム現像です。

ですから、写真を撮影意図に合ったトーンにするためには、事前にフィルムと現像液を選んでから撮影することになります。

しかし現像サービスを提供しているラボは、当然ですが撮影意図とは無関係に「平均的」な画に仕上がるようにフィルムを現像します。フィルム現像液の選択もなしです。そうやってできたネガフィルムに写っているのは、たとえ幸運だったとしても凡庸な画でしかないでしょう。ラボの技術や方針によっては、撮影意図と合わないために、平均的な画さえもできないこともあります。

新聞社のカメラマンが白黒フィルムで撮影していた時代は、写っていることがゴールでした。しかしデジタルの時代に私たちがフィルムで撮影する理由は、写っていればいいのではなく、銀塩アナログ写真の美しさを表現したいからです。そのためには自分でフィルム現像をするのがもっとも簡単で確実な方法です。

フィルム現像は慣れれば全く難しいことはありません。せっかく撮影した大事な写真を納得できる美しい仕上げにするために、フィルムの自家現像をおすすめします。

 

 東京オルタナ写真部:アナログ写真ワークショップ

フィルム現像について、東京オルタナ写真部 アナログ写真ワークショップで詳しく解説しています。これは撮影実習とフィルム現像実習を含むワークショップです。初めてフィルムを触る方から参加できます。

©Taiyo Furuya 当ワークショップ実習作品
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