写真とアートをめぐる東京オルタナ写真部読書会

ここまで、写真論、美術批評、表現の自由に関する本を読んで来ましたが、何を読んでも行き当たるのがギリシャ神話。どっちを向いてもギリシャ神話。そんなに言うなら読んでやる!と、始まったギリシャ神話読書会。いよいよ第3弾。次はホメロス『オデュッセイア』です。ナウシカ、出てきます。

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『オデュッセイア』ホメロス Odyssey: Homer

ここまで読んだ2冊ですっかりおなじみになったオデュッセウス。英雄にして策士。彼がめっちゃ苦労します。10年におよんだトロイア戦争が終わり、やっとおうちに帰れると思ったのに。そこから10年。迷子。ギリシャ神話ともなると、迷子も壮大なスケールに。

このタイトルの"Odyssey"ですが、そのままで「長い冒険旅行」の意味の単語になっています。

「2001年宇宙の旅/ 2001: A SPACE ODYSSEY」ブロックバスターにしてカルト映画。デヴィッド・ボーマン船長の壮大な宇宙の旅の物語。'ODYSSEY'を名乗るこの映画は、まさに映画史の伝説。

2001: A SPACE ODYSSEY - Trailer
2001: A SPACE ODYSSEY - Trailer

 

松平千秋訳で読み進めようと思うのですが、2022年に出たばかりの中務哲郎訳も気になります。両方参照するかも。

トロイア戦争が終結。英雄オデュッセウスは故国イタケへの帰途、嵐に襲われて漂流、さらに10年にわたる冒険が始まる。『イリアス』とともにヨーロッパ文学の源泉と仰がれる、ギリシア最古の大英雄叙事詩の、新たな訳者による新版。
(下)には第一三歌から第二四歌を収める。怪物たちとの戦いや冥界訪問など、オデュツセウス自身の語る奇怪な漂流冒険譚は終わりを告げて、物語はいよいよ、オデュツセウスの帰国、そして復讐というクライマックスへと突き進んでゆく。
「西洋古典」の代名詞とも言うべき,詩人ホメロスに帰される二大叙事詩の一つが満を持して登場.10年を掛けたトロイア戦争とその攻略後,さらに10年に及ぶ,狡知と忍耐に長けたギリシアの英雄による漂流・帰国譚.ロトパゴイ,一眼の巨人キュクロプス,魔女キルケ,妖怪セイレン,パイアケス人の王女ナウシカア等々,魅力あふれる登場人物たちは,今も創作家の想像力を刺激しつづける.

 

開催日程

2022年1月上旬より開催予定
毎週土曜日 18:00から。読み終えるまで開催します。

  • 開催方式
    • オンライン開催が基本になります。ビデオ会議サービスはGoogle Meetを予定しています。
    • 今回からディスカッションなどにDiscordを利用する予定です。お申込み後に読書会のサーバーをお知らせします。
    • 状況をみて対面とオンラインの同時開催も行います。
  • 参加費:カンパ(500円/月 程度)
  • 進行:大藤健士

参加方法

参加希望の方は以下の申し込みフォームよりお申し込みください。

 申し込みフォームを送信後、折り返し詳細をご連絡いたします。もし2日以内にメールが届かない場合はお手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。
東京オルタナ写真部:info@tokyoaltphoto.com

 

ギリシャ神話、なにそれ食えんの?

ギリシャ神話が写真に関係あるのか?と思っていました。しかし読み始めてみると、むしろギリシャ神話が関係しないジャンルがないのではないか、という気さえしてきます。『オデュッセイア』は映画のタイトル日本車の名前になっていますし、トロイの木馬ナウシカも出てきます。

ギリシャ神話なにそれ食えんの?問題については、これまでの読書会のページでも少しふれています。

"The Song of Achilles"読書会
次はホメロスの『オデュッセイア』を読みます。写真とアートをめぐる東京オルタナ写真部読書会。ここまで、写真論、美術批評、表現の自由に関する本を読んで来ました。ホメロス『イリアス』から始まったギリシャ神話シリーズ。次に読む本は"The Song of Achilles"です。ギリシャ古典の二次創作BL(ボーイズラブ)最前線! 写真グループがギリシャ神話を読む理由写真グループの読書会なら写真論とかアートの本を読めばいいじゃん。そのとおり。読んできました。しかし写真やアートや表現の自由に関する議論を読むといつも行...
読書会『イリアス』ホメロス
写真とアートをめぐる東京オルタナ写真部読書会。ここまで、写真・美術批評や表現の自由に関する本を読んで来ましたが、ついに今回!ギリシャ神話を読みます!現代文明の源流であるギリシャ文化、そのギリシャ最古の古典作品、ホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』を読みます。 ぜんぶギリシャ神話から始まっているアートとは…と話をする以上、知らないわけにいかないギリシャ神話。その理由は、ギリシャ神話が芸術作品のモチーフになってきたからというのもあるのですが、そもそも私たちが生きている現代文明の源流が古代ギリ...

読書会へのお誘い

「本やメディアで話題になる作品が評価されるべき作品だ」
あるいは
「作品の評価は自分の好き嫌いの感覚で決めていい」

このどちらの見方も、一般的にアートを評価する方法だとふつうに考えられています。しかしこのどちらも結局は場当たり的な言葉しか生みません。そして場当たり的な気持ち良い言葉を多くの人が使い始めると、ていねいに切実に見て考えようとする態度は抑圧されていきます。

場当たり的な言葉に覆い尽くされてしまうと、私たちはほんとうに自分にとって大切なものについて考える言葉を持てなくなってしまいます。東京オルタナ写真部のアート批評ワークショップと読書会は、切実なものを考えるための言葉をつかみ直すための試みとして始まりました。これは、多数を頼みにした安全な場所から発せられる言葉に抗いながら、自分の言葉を見つけていく挑戦とも言えます。

私たちの読書会批評会はどのような人にも開かれています。ただ参加にあたっては、意味のある議論へのリスペクトをお願いしています。と言っても、難しいことではありません。言葉でなんとでも言うのではなく、意味のあることを話し合い、いっしょに考えていきましょうというお誘いです、もし参加にあたってご質問などがありましたら、お気軽にお知らせください。

info@tokyoaltphoto.com : 東京オルタナ写真部メール

私たちの読書会と批評会については、こちらのブログ記事もご参照ください。

「いいね」では伝えられない「好き」を伝える/個別性と普遍性について-3
アート批評ワークショップと読書会 先日のアート批評ワークショップでサロン画(アカデミック絵画)を取り上げた参加者の方が、SNSで感想を書いてくれました。転載の許可をいただいたので、紹介したいと思います。  美術に対する恐怖感から解放される  美術館に行って絵を見るのが恐かったわたしを、解放してくれた東京オルタナ写真部のアート批評ワークショップと読書会。 「絵を見るのが恐い」なんていうと、みんな「こわがることなんてないよ。好きだと思うものを見ればいいし。いいなぁとか自分が感じるように感じればいいん...