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#映える風景、それはピクチャレスク!

#映える風景を探して」って、これは町田市立国際版画美術館で開催予定の展覧会のタイトルですが、なるほど感!

ルネサンスから19世紀の美的感性「ピクチャレスク」。美術史には必ず出てくる言葉ですし、写真の発明の動機にもなっています。このピクチャレスクをざっくり一言で説明すると「#映える風景」なんですね!うまいこと言う!

ピクチャレスク・ツアーのガイドブック
『イギリス湖畔地方のピクチャレスク・ツアー』
T H Fielding, J Walton 1821年

田園、牧歌、美、崇高

16世紀イタリア人の理想「田園」「牧歌」が18世紀のイギリスの「美と崇高」になって…と(ケネス・クラーク『ザ・ヌード』の読書会にも出てきましたが)、これらの言葉を漢字で並べてもいまいちはっきりわからないですね。そこでこの展覧会を観て「#映える風景(ピクチャレスク)」のディスカッションをしたいと思います。

 

今回の展覧会:「#映える風景を探して
古代ローマから世紀末パリまで」@町田市立国際版画美術館

この展覧会では16世紀の「グランドツアー」「ピクチャレスク」から、19世紀のマジックランタン、写真の普及までを概観します。カメラ・オブスクラなどの機材の展示もあるそうです。

写真の発明に「ピクチャレスク」が関係している話はこちらの記事に書きました。ぜひご一読ください。

写真の起源とピクチャレスク/レイコックアビーのヘンリー・フォックス・タルボッ...
タルボットはなぜ写真を発明したのか 道徳の実践としての庭園整備 「タルボットがイタリアに新婚旅行に行ったのは教養人としての努めでもあった」などと、前回いい加減な知識で書きましたが、あながちでたらめでもなかったように思えてきました。   少し調べてみてわかったことは、18世紀のイギリスの地主にとって自分の地所の風景を管理することは、モラルや倫理の実践として捉えられていたようです。つまり、人としての正しい行いとして庭園を整備していた。これは現在の日本人にとっては、はるかに遠い感覚ですね!庭園のデザイ...

 

展覧会詳細ページ:#映える風景を探して 古代ローマから世紀末パリまで
  • 会期は6月27日までですが、5月31日まで臨時休館です。
  • "映える風景" SNS割引
    • ツイッター、インスタグラム他各種SNSにて、「#映える風景」、「#町田市立国際版画美術館」のハッシュタグを付けて美術館周辺の風景をシェアすると、観覧券が 100 円引!
ユベール・ロベール《メディチ家の柱廊と庭園》 1776年
町田市立国際版画美術館

 

批評会 開催概要

開催日程

2021年月6月26日(土)14:00

  • 対面とオンラインのハイブリッド開催です。オンライン参加も歓迎します。
  • 参加費:会場費カンパとして1,000円程度。差し入れ歓迎です!
  • 進行:大藤健士

参加方法

参加希望の方は以下の申し込みフォームよりお申し込みください。

批評会「#映える風景を探して」

参加申し込みフォーム
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