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写真は芸術なのか?

 

コピー、アウラ、政治、芸術

 

写真とアートをめぐる東京オルタナ写真部読書会。
ここまでロラン・バルトケネス・クラークと読んできましたが、次に取り上げるのはドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンです。広範な彼の評論のうちでも、写真と芸術の緊張関係にするどく切り込んだ『複製技術時代の芸術』を読みます。

 

Walter Benjamin

 

写真においては展示価値が礼拝価値を全戦線において押しのけ始める。

『複製技術時代の芸術』VII

 

『複製技術時代の芸術』は出版されたものだけでも3つのバージョンがありますし、日本語の翻訳もいくつかあります。読み比べてみるのも面白いと思いますので、どの本で参加されても大丈夫です。

ちなみに原文のドイツ語になりますが、次の本には3つのバージョンが全て収録されているようです。

 

 

開催日程

 

5月23日(土) 18:00〜
毎週土曜日 18:00から開催。
読み終えるまで開催します。

  • 緊急事態宣言期間中は全てオンライン開催。
  • 進行:大藤健士

 

参加方法

 

参加希望の方は以下の申し込みフォームよりお申し込みください。オンラインの参加URLをお伝えします。

『複製技術時代の芸術』読書会

参加申込フォーム

申し込みフォームを送信後、折り返しこちらから詳細をご連絡いたします。もし2日以内にメールが届かない場合はお手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。東京オルタナ写真部:info@tokyoaltphoto.com

 

参加費

オンライン参加は無料です。
アトリエオルトを使用するときは会場費としてカンパ(1000円程度)をお願いいたします。

 

使用するテキスト

 

どの本でも大丈夫です。以下に紹介する日本語訳にはいずれも『複製技術時代の芸術』の翻訳が含まれています。

日本語訳

 

ヴァルター・ベンヤミン (著), 山口 裕之 (翻訳)危機の時代にこそ読まれるべき思想家ベンヤミンの精髄を最新の研究をふまえて気鋭が全面的に新訳。重要なテクストを一冊に凝縮、その繊細にしてアクチュアルな思考の核心にせまる。

 

ヴァルター ベンヤミン (著), 佐々木 基一 (編集)20世紀は映像の世紀である。映画や写真などの複製芸術はどんな可能性をはらんでいるのか。巨大な思想家ベンヤミンの刺激あふれる先駆的映像芸術論。

 

ベンヤミンは、その思索の全体を通じて近代の「原史」(Urgeschichte)をイメージし続けた。ゲーテの『親和力』に見出される「アウラ的なもの」、そこからの断絶の最初のラディカルな顕われ(近代の転回)としてのボードレールの諸作品、さらに近代からの決定的な覚醒を告げる、シュルレアリスム、ブレヒト、複製芸術という非アウラ的芸術。近代における美的経験の変容を縦軸に構成する、新編・新訳のアンソロジー。

 

ヴァルター ベンヤミン (著), 野村 修 (翻訳)ベンヤミンを読むことは“いま”を読むことだ――パリに移ったベンヤミンは,危機のさなかにあってクリーティシュな姿勢をつらぬき,もつれあった糸をたぐって未来への夢を紡ぎつづける.大衆化時代の芸術を考える上で必読の「複製技術時代の芸術作品」をはじめ,生涯の思考の結晶ともいうべき「歴史の概念について」に至る六篇.

 

英語訳

 

Walter Benjamin (著), J.A. Underwood (翻訳) 形式 Kindle版 One of the most important works of cultural theory ever written, Walter Benjamin's groundbreaking essay explores how the age of mass media means audiences can listen to or see a work of art repeatedly – and what the troubling social and political implications of this are.

 

ドイツ語