追記:2020年にNikonもすべてのフィルムカメラ製造を中止しました。現在、CanonとNikonの両メーカーはフィルムカメラを製造していません。
そういえばフィルムで撮影する理由について以前書きましたが、
もしかすると、いまどき銀塩写真を始めたいひとがいないとも限らない。
そんなわけで、最近の銀塩写真情報をぼちぼちとまとめていきます。
まずはカメラ編から。
新品フィルムカメラ、まだ買えます。
※
【記事更新】おすすめカメラを厳選しました!↓
銀塩写真を始めたい人へ:厳選!!おすすめフィルムカメラ
★フィルムカメラの現状
現在、フィルムカメラは店やオークションで中古を安く探せます。
じゃあフィルムカメラに新品はないのかというと、そんなことはなくまだ作っています。
大手ではNikonとCanonが一眼レフフィルムカメラの生産を続けています。
特にNikonはレンズマウントの互換性を維持しているため、古いレンズから最新のレンズまで、
Nikon一眼レフ用レンズはだいたいどれでも使えます。
というわけで一眼レフフィルムカメラNikon編から。
■Nikon FM10
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/film/fm10/index.htm
このカメラ、だいとうの最近のメイン機種です。15年くらい使っています。(そろそろモルト交換したほうがいいかな)
一眼レフなのに軽い。だけど非常に丈夫。旅行に最適。小型のバッグに十分入ります。
しかも激安。Amazonで2万円ちょいで買えます。新品ですよ。新品!
軽量ズームレンズとのキット販売もありますが、このレンズは全然良くないのでおすすめしません。
フィルムの良さを活かせるように、単焦点レンズの使用をおすすめします。
注意点としては、ファインダーの視野率が92%。つまり、ファインダーで見えてる範囲よりちょっと広く写ります。内蔵露出計は±1絞り(半絞りステップ)とずいぶんざっくりしていますが、それほど困ることはないと思います。もっとシビアに露出を計測したい場合は、スマホの露出計アプリを使用してください。
使用できるレンズは豊富だし値段も安い(何度も言うけど激安!)ので、新品フィルムカメラが欲しいひとにはかなりおすすめできるカメラです。ただしオートフォーカスは使えません。
安いけれど完全なカメラです。
いちおう作例など。
カメラ:Nikon FM10
レンズ:NIkon 50F1.4
フィルム:ClassicPan200
現像液:Windisch改
プリント:デジタルネガから鶏卵紙
■Nikon F6
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/film/f6/index.htm
ハイスペックフィルムカメラ。
オートフォーカスが使えます。
紙のように浅いピントでポートレートをがーっと撮りたい。だからオートフォーカスを使いたい。という場合には重宝しますね。
ともかく、こんなメカメカな高品質カメラを作り続けていることに感服。
関心のあるひとはぜひ購入してあげてください。
生産が続いているということは、メーカーによる純正アフターサービスも続いているということですから、故障してもきちんと修理を頼めます。中古を購入する場合でも安心ですね。
■Canon EOS-1v
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/1v/index.html
Canonはこのハイエンド機のカメラのみ製造を続けています。
EOS-1v。ハイスペックカメラですね。
ただCanonはレンズマウントの変更を行っているため、使えるレンズはEOSシリーズのレンズだけです。以前のマニュアルフォーカスレンズを使うにはアダプターが必要です。
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世界でもっとも性能に信頼がおける一眼レフカメラメーカー、NikonとCanon。
この2社がいまも製造を続けているフィルム用一眼レフカメラはここに記載した3機のみ。これ以外に新品で手に入るフィルムカメラは、ほとんどがレンジファインダーカメラになります。
「銀塩写真を始めたい人へ」記事は、ぼちぼち更新していきます。
現在入手可能なもので銀塩写真を始められるように情報をまとめていきます。(簡単にね。)
まずは35mmフィルム用カメラ編。
それからあとは
フィルム編
フィルム現像編
プリント編(銀塩印画紙、デジタル)
と続く予定です。
ブローニカメラ、大判カメラ、などは余力があれば取り上げようかと思います。
ではでは。