開廊時間の変更 
開廊は11:00〜16:00になります。会期などの変更はありませんが、できるだけ外出は控えてください。この展覧会は8月ごろに再開催する予定です。

 

展覧会ステートメント

この時期に私たちがグループ展を開催する理由
私たちは4月7日からグループ展を開催します。新型コロナウィルスの感染が拡大しているこの時期に、展示を中止せずに開催する理由を述べておきたいと思います。これはこの展覧会のステートメントであると同時に、私たちが将来にわたって作品制作について考え続けるための記録でもあります。現在、主要な美術館の臨時休館はすでに1ヶ月以上続き、多くの展覧会や文化イベントが中止や延期になっています。このような状況のなかで、私たちのグループ展も開催するかどうかを検討することになりました。私たちはこれまで、ワークショップ、読...

 

La science impossible / 不可能な科学 (ロラン・バルト『明るい部屋』28章より)

 

東京オルタナ写真部 グループ展 8: DAY 1

 

東京オルタナ写真部 グループ展 8: DAY 0

 

グループ展「La science impossible」作品搬入&設置作業

どの「作品」にもあらかじめ決められた宿命のようなものがあります。それは、展示され、見られ、そして一般的なものに変換されてしまうということです。
それはつまり、自分にとって本当に切実なものを、何も変えずにそのまま作品にすることはできないということです。

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東京オルタナ写真部ではロラン・バルトの後期の仕事を読む読書会を開催してきました。私たちが彼の作品に関心をもったのは、彼が自分にとって本当に切実なものを、何も変えずにそのまま書こうとしたからでした。彼は愚鈍なほどの誠実さで、自分の恋愛について、そして自分にとっての写真について書きました。

見られ一般化されることに徹底的に抵抗し、自分の感情だけを根拠に普遍性を目指そうとするバルト。しかしそれは狂気の果てにしかあり得ない、不可能な科学です。

自分にとって切実であればあるほど、それをそのまま作品にすることはできない。このジレンマを乗り越えることはできないのでしょうか。

今回の私たちの展示は、バルトが直面し全てをかけて挑んだこの謎に、少しでも近づこうとする試みです。

 

グループ展「東京オルタナ写真部 #6」

 

会期

2020年4月7日(火)〜12日(日) 11:00-16:00
Open 11:00-16:00

会場

Roonee 247 fine arts
東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビル4F
Sato building B 4F, 17-9, Kodenma-cho Nihonbashi Chuo-ku, Tokyo
TEL: 03-6661-2276

 

 

出展作家

山本万
小川裕貴子
木村直人
野本尚史
Inan Oner
吉馴寿子
高橋直行
田島健蔵
田辺知之
佐藤光浩
高村啓子
大藤健士

 

プリントスタディ(作品批評会)

出展作品の批評会を行います。どなたでも自由に参加、聴講できます。

東京オルタナ写真部で開催中のアート批評ワークショップに準じてディスカッション形式で行います。ぜひご参加ください。

  • 4月11日(土) 17:00
  • 4月12日(日)14:00

    2回開催。各回2時間程度を予定しています。

プリントスタディの様子は映像配信します。詳細決まり次第告知します。