かっこいいアナログ写真はプリント技術で作れると思われがちだが
それは全く根拠の無い誤解だ。

かっこいい写真はネガフィルムの時点で決定している。
だからフィルム現像が大切なのだ。

…いや、その前に光がないと写真は写らない。
かっこいい写真のためのほんとうにいちばん最初のステップは光なのだ。
光、あれ!


東京オルタナ写真部のアナログ写真ワークショップでは、つぎの2点を中心に解説しています。
①フィルム現像で何が起こっているのかを理解する。
②露出とフィルム現像をコントロールすることで画作りをする。
なぜこの2点なのかというと、それは銀塩写真ではネガフィルムに写っていないものはプリントできないからです。
「ネガフィルムに写した画像をプリントでかっこよくする」という誤解がまかり通っていますが、そもそもネガにかっこよく写っていないものを、四苦八苦してもプリントではかっこよくできません。でも大丈夫!フィルム現像はそのプロセスの中にかっこいい画を作る仕組みがあります。それを理解できればかっこいいネガを作れます!
…と言うのはウソではないのですが、完全に正解でもありません。
なぜなら、光がないと写真は写らないから!
もっと言うと、かっこいい光じゃないとかっこ良く写らないから!
もう「かっこいい光」は写真以前の話だと言えます。写真発明のはるか以前、カラヴァッジョから17世紀オランダ絵画も「かっこいい光」を発見するところから始まっています。そして写真はこれらの絵画の歴史に連続しているんですね!

光がどれだけ大切か。それはもう旧約聖書、創世記1:3

神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。

というくらいのもんです。(ちょっと関係ない)
以前から東京オルタナ写真部のワークショップでも写真の光について取り上げようと思っていたのですが、もっとすごいワークショップが始まりました

アトリエオルト 「ライティング・ワークショップ」

現在、トライアルで1期目がスタートしていますが、すごい内容です。
まず講師がすごい!コマーシャル写真界の巨匠、大沢尚芳さん
ワークショップ内容は…こんなことまで教えてもらって本当にいいのか!というくらい充実した内容です。
美しい写真の分析から始まり、欲しい光をイメージすること、照明の設計、撮影の流れの作り方まで、見なければ決してわからないことを実地で教えてもらえます。

 

これは単なる写真ライティングレッスンなどではなく、作品の制作プロセスそのもののワークショップです。卓抜したセンスと経験に裏打ちされた技術と制作哲学を目の当たりにすることができます。

私、ダイトウも見学させていただきましたが、正直なところ写真の見方が変わるほど衝撃を受けました。これだけの内容を受講できる写真ライティングワークショップは他にないはずです。
写真の光を知りたければ、アトリエオルトの「ライティング・ワークショップ」をおすすめします。

■写真家 大沢尚芳さん https://www.osawahi.com/


■アトリエオルト ライティングワークショップを見学後に速攻でダイトウがポチった機材たち。

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