今日発売のアサヒカメラの2020年6月号。フィルムテストの特集記事がすばらしいです。これは白黒フィルム写真家はマストバイではないでしょうか。
現行写真フィルム総テスト!
自分のフィルム探しがはかどる特集記事
なんと、現行の写真用フィルムを68本比較テスト!白黒フィルムだけでも51本です。
素晴らしいのは、特性曲線と感色性を同一条件でテストしていること!これで各フィルムのキャラクターを一覧で比較できます。
特性曲線は現像液との組み合わせによって変化しますが、まずはフィルム。このデータがあれば、自分のフィルム選びははかどります。
それにしても、日本のカメラ雑誌にフィルムの特性曲線テストが掲載されるなんて、ほんとうに胸アツです。時代が変わりましたね。以前は、テストデータを重視すると日本ではちょっと変人扱いでした。テストしてデータを比較することの敷居が下がったのはほんとうに嬉しく思います。
そして日本のアナログ写真にこの変化をもたらしたのは、確実に、アナログ写真ショップSilversaltです。アサヒカメラの編集者も、Silversaltへの取材を通じてアナログ写真について学ぶところが大きかったとのことでした。
一緒にワークショップをやってきてよかったです!
東京オルタナ写真部ワークショップ取材記事
と、さらに見逃せないのは、ワークショップ探訪記事。
東京オルタナ写真部のワークショップの紹介が!
とてもていねいに取材していただきました。そして、なかなかエッジの利いた感じの記事になっています。
この記事にも書かれていますが、従来のやり方をただ追従するだけでなく、この時代ならではの新しいアナログ写真をやっていきたいですね。
アサヒカメラが次号で休刊とのことです。
93年続いた写真雑誌。生ける歴史資料。ここで終わるのはひとつの雑誌ではなく、ひとつの文化かもしれません。
この雑誌の最後に、私たちのワークショップ記事が誌面の片隅に連なれたことは、感慨深いものがあります。
開催予定のワークショップは「現在募集中のワークショップ」のページをごらんください。
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