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究極の恋バナ!そして『明るい部屋』へ。

恋するわたしは狂っている。そう言えるわたしは狂っていない。
(中略)

他人の眼にはただ変っているだけと映るだろう。わたしが自分の狂気をいたって正気に物語っているからだ。わたしはたえずこの狂気を意識し、それについてのディスクールを維持しつづけている

『恋愛のディスクール・断章』より

他のどんな写真論とも全く似ていない明るい部屋。この本を読み解くためのロラン・バルト読書会、第4夜は『恋愛のディスクール』を取り上げます。

「私にとって意味があるもの」を絶対に手放すことなく写真の本質を探求したロラン・バルトは、「手に負えない物」や「狂気」という独特な言葉を『明るい部屋』で用います。実はこれらの言葉は直前に書かれた『恋愛のディスクール』にすでに登場していて、手がかりもここにあります。

様々な書物からの引用で構成された『恋愛のディスクール』は、めくるめく映画のような世界を作り上げています。ここまでの読書会に未参加の方も歓迎いたします。

恋愛、手に負えない物、狂気、そして写真へ。
『明るい部屋』とロラン・バルトの思索をより深く本質的に読み解くための読書会です。ご参加お待ちしています!

『恋愛のディスクール・断章』読書会 開催概要:終了しました。

開催日程

2018年9月8日(土)より、全8回程度(読み終わるまで!)
今後の予定:10月27日、11月3日、11月10日

  • 毎週土曜日18:30時開始
  • 90~120分の予定です。
  • 場所:アトリエオルト(南青山)
  • 参加費:1,000円(差し入れ歓迎です!)
  • 進行:大藤健士
  • オブザーバー参加:橋本順一先生(慶応大学名誉教授、フランス文学)
  • 日本語訳とともにフランス語原書を併読します。
  • 『明るい部屋』の読書会に未参加の方も参加できます。
  • 途中参加もOKです。

 参加方法

参加希望の方はメールでお申し込みください。

 

『明るい部屋』の読書会を終えて

『明るい部屋』読書会:最後のディスカッション先週末は『明るい部屋』読書会の最終回でした。この本を読み終えて最後のディスカッションを行いました。本当にどう言えばいいのかわからなくてこんな言葉しか見つからないのですが、感動に包まれるような最終回になりました。愛と悲しみと世界の関係について、不可能なほど誠実に考えようとした本。それがこの『明るい部屋』です。読書会でレジュメを読み上げながら、私自身、感情が抑えられず何度も胸が詰まりそうになったことがありました。このようなことを言うと必ず「え、そんな本...

 

恋愛のディスクール・断章
恋愛のディスクール・断章

 

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