ロラン・バルト『恋愛のディスクール』 読書会

このワークショップの募集は終了しました。
開催予定のワークショップは「現在募集中のワークショップ」のページをごらんください。
恋するわたしは狂っている。そう言えるわたしは狂っていない。
(中略)他人の眼にはただ変っているだけと映るだろう。わたしが自分の狂気をいたって正気に物語っているからだ。わたしはたえずこの狂気を意識し、それについてのディスクールを維持しつづけている
『恋愛のディスクール・断章』より
他のどんな写真論とも全く似ていない『明るい部屋』。この本を読み解くためのロラン・バルト読書会、第4夜は『恋愛のディスクール』を取り上げます。
「私にとって意味があるもの」を絶対に手放すことなく写真の本質を探求したロラン・バルトは、「手に負えない物」や「狂気」という独特な言葉を『明るい部屋』で用います。実はこれらの言葉は直前に書かれた『恋愛のディスクール』にすでに登場していて、手がかりもここにあります。
様々な書物からの引用で構成された『恋愛のディスクール』は、めくるめく映画のような世界を作り上げています。ここまでの読書会に未参加の方も歓迎いたします。
恋愛、手に負えない物、狂気、そして写真へ。
『明るい部屋』とロラン・バルトの思索をより深く本質的に読み解くための読書会です。ご参加お待ちしています!
2018年9月8日(土)より、全8回程度(読み終わるまで!)
今後の予定:10月27日、11月3日、11月10日
参加希望の方はメールでお申し込みください。