銀塩写真を始めたい人へ:フィルムカメラ編 進撃のロモグラフィー:栄光のソヴィエト・カメラ LOMOGRAPHY#5
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もしかすると、いまどき銀塩写真を始めたいひとがいないとも限らない。
万が一、そんな人がいた場合に備えて最近の銀塩写真情報をぼちぼちとまとめていきます。
まずはカメラ編。
未来はアナログ写真だと言い切るロモグラフィー社特集、5回目!
新品フィルムカメラ、まだ買えます。買えますとも。
現在、フィルムカメラは店やオークションで中古を安く探せます。
じゃあフィルムカメラに新品はないのかというと、そんなことはなくまだ作っています。
…いや、まだ作ってるどころか、ロモグラフィーの世界では写真とは銀塩フィルムのことです。
未来はアナログ写真だ。ロモグラフィー社は本気です。
■ロモグラフィー
ロモグラフィー社についてはすでに解説しました。
もういちど簡単に説明すると、巨大なグローバル経済から、銀塩写真という人間の土地を守るために立ち上がった勇者が起業した会社です。だいたい合ってますが、くわしくはこちらの記事をご覧になってください。
ロモグラフィー カメラ・ラインナップ紹介も5回目。明日はどっちだ!
以下で紹介するカメラは、全てロモジャパンのサイトで通販可能です。
→ http://shop.lomography.com/jp
生まれも育ちもロシア製。
ロモグラフィーはトイカメラばかりだと思われがちですが、一眼レフだってやればできる子。
以下で紹介するカメラ、Zenit シリーズを製造しているのはKMZ(クラスノゴルスク機械工場)。
人類が初めて見た宇宙からの地球の姿、そして月の裏側。
その写真を撮影したのがKMZのカメラです。
ああ、栄光のソヴィエト!
余談ですが、KMZ製カメラを搭載し、人類史上初めて月の裏側を撮影した探査機「ルナ3号」。その撮影システムが胸熱です。
ルナ3号 撮影システム/イェニセイ-2
フィルムカメラ(KMZ製造)搭載!
そしてフィルム自動現像機搭載!
宇宙探査機にフィルム現像機!
そういえば、J.G.BallardのSF小説作品でも有人惑星探査でフィルム撮影が使われていました。
アナログ写真で宇宙探査な未来へようこそ!
露出計内蔵、フルマニュアル機。35mmフィルム使用。
形も機能もまったくオーソドックスな一眼レフカメラ。入門機にも最適。
M42 Kマウント、つまりPENTAX Kマウントのレンズはそのまま使えます。
それ以外のレンズでもマウントアダプターを使えば使えるもの多数。
50mmF2.0レンズが付属。写りに定評あるロシアレンズです。
月の裏まで写します。
丸い。未来っぽい。
それ以外の性能はZenit 122Kとほぼ同じ。必要にして十分。
DXコード読み取り機能がついています。つまりフィルムの感度設定が自動。
このレトロフューチャーなデザインのコンパクトカメラは、由緒正しいLOMO PLC製造。
あれ、LOMOはもうカメラを作ってないんじゃないの?
そうです。その通り。
だからこのカメラは30年以上前に製造されたデッドストック!
ロシア製っていうか、もうソヴィエト製。メイド・イン・USSR。
とはいえ、購入後1年間の製品保証あり。
完全フルマニュアル、35mmフィルムカメラ。
レンズは40mm F4。 トリプレット・レンズで意外とよく写ります。
*
上記で紹介したカメラは、全てロモジャパンのサイトで通販可能です。
→ http://shop.lomography.com/jp
銀塩写真の最近の情報をまとめるシリーズ、フィルムカメラ編。
とうとう踏み入れてしまったトイカメラ。
現行で販売されていて新品で買えるフィルムカメラだけ紹介していますが、次回もロモグラフィー社の進撃は続きます。
「銀塩写真を始めたい人へ」記事は、ぼちぼち更新していきます。
現在入手可能なもので銀塩写真を始められるように情報をまとめていきます。(簡単にね)
まずはフィルムカメラ編。
それからあとは
フィルム編
フィルム現像編
プリント編(銀塩印画紙、デジタル)
とぼちぼちと続く予定です。
ではでは。