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アナログ写真ワークショップ:アドバンストクラス Ⅰ
銀塩白黒写真ワークショップ、アドバンストクラス(前篇) 5月11日から全3回:参加者募集中!
「全てはトーンのために」
- アドバンストクラスでは、写真家にほんとうに必要な「銀塩写真の技法」の完全解説を目指します。
- 前篇のアドバンストクラスⅠでは、フィルム現像のコントロールの基本(センシトメトリー)を解説します。
- 同時に「写真とは何か」という問いを技法と歴史の両面から探っていきます。
- ゾーンシステムの概略を理解されている方が対象になります。ただし、講義は従来の日本のゾーンシステム理解とは一線を画する内容になります。そのため、他でゾーンシステムを学ばれた方は混乱する場合があります。
- 原則としては「アナログ写真ワークショップ:基礎クラス」を先に受講されることをおすすめします。
- 「写真家のための写真史-1」では、表現する写真家のための哲学と西洋美術史入門を講義します。
ワークショップ内容:全ては美しいトーンのために!
- カッコいいトーンを作ることを目的に、銀塩白黒写真の技術を解説します。
- 白黒写真が表現できるのは、白から黒のトーンだけです。
- 美しいトーンを作るための写真の「技法」を理解していきます。
- 写真の芸術性は、プリントのトーンによって表現されます。
- 写真のトーン再現は技術です。技術は合理的に解説でき、また理解できます。
- 銀塩白黒写真のトーンは、ネガの段階で決定しています。
- ネガ現像を終えた時点で、その写真のトーンはほぼ決定しています。
- プリントはネガのトーンを整える作業です。この段階で調整できることは非常に限定的です。
- そのため、このクラスでは撮影からフィルム現像までを中心に解説します。
開催概要
- 日時:5月11日(土)、5月18日(土)、5月25日(土)
10時開始。各回約3時間の予定です。 - 場所:アトリエオルト(南青山)
- 参加費:
- 27,000円(アナログ写真ワークショップを受講された方、税込)
- 36,000円(アナログ写真ワークショップを受講されていない方、補講費+税込)
- 講師:大藤健士 ティム・モーグ (Silversalt)
- 協力:Silversalt Hisayoshi Osawa Photography
参加方法
参加希望の方は以下の申し込みフォームよりお申し込みください。
- 申し込みフォームを送信後、折り返しこちらから詳細をご連絡いたします。もし2日以内にメールが届かない場合はお手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。
東京オルタナ写真部:info@tokyoaltphoto.com
アドバンストクラス「かっこいいトーンのために」内容紹介
白黒写真が表現できるのはトーンだけ。
写真はビジュアルアートの技法。
- 写真が表現できるトーン = プリントの階調域
- トーン決定はプリントから出発する。
- 完成したプリントをイメージして撮影する。
- ネガのトーン
- トーンが美しく写る「ゾーン」
- フィルムの本当の感度を知る方法
- フィルムのトーンカーブを理解してコントロールする。
ゾーンシステムとフィルムの本当の感度(センシトメトリー)
- フィルムの感度はどのように決まるか
- 現像液とフィルムの組み合わせで感度は決まる。
- ゾーンシステムを表現技法として使うために感度を知る。
- 感度とコントラストのテスト
- 自分でできるフィルム感度のテスト方法
写真家のための写真史:哲学・西洋美術史入門
- なぜ歴史を考えるのか
- ロラン・バルト「明るい部屋」
- ロラン・バルトはなぜ写真の本質を理解しようとし、そして破綻したのか。
- バルトが破綻した場所から出発し、先へ進むにはどうするか。
- 写真家のための西洋美術史
- 「写真」は美術史の一部なのか、そうではないのか。
- ギリシア・ローマから17世紀オランダ絵画までの西洋美術史を、写真家の視点で概観する。