『ロラン・バルトによるロラン・バルト』 読書会
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他のどんな写真論とも全く似ていない『明るい部屋』。この本を読み解くためのロラン・バルト読書会、次回は『ロラン・バルトによるロラン・バルト』を取り上げます。
この本は、ロラン・バルトが様々な関心のもとに「自分自身」を対象に論じたものです。バルトの私小説ともいわれる『明るい部屋』の原型を見ることができます。そしてバルトの最も深い関心である「私が私であるとは何か」というテーマも、ここに明確に現れています。
私たちは、写真作品などを制作することを「私が表現する」ことだと考えます。しかしそれは本当にそれほど単純なことなのでしょうか。
「私」とは何か、その「私」を表すとは何か、「表現する」とは何か。これらを立ち止まって考えてみることなしに「私が表現する」は実現できるでしょうか?
この問題について、バルトがどのように考えたかを知ることは、私たちアマチュア写真家にとって大きな意味があることだと思われます。
この本でバルトの関心は多岐にわたるため、テーマを定めたディスカッション形式にします。テーマは、私たちアマチュア写真家も共有できる「私」と「表現すること」です。初回は本の内容について。読んでいてよくわからなかった箇所などを確認しあいます。2回目以降は自由なディスカッションで進めていきます。いちおう2回完結の予定ですが、終わらなければ期間延長の可能性もあります。ここまでの読書会に未参加の方も歓迎いたします。
私、表現すること、恋愛、手に負えない物、狂気、そして写真へ。
『明るい部屋』とロラン・バルトの思索をより深く本質的に読み解くための読書会です。ご参加お待ちしています!
2019年2月9日(土)、16日(土)、23日(土):全3回
参加希望の方はメールでお申し込みください。
東京オルタナ写真部:info@tokyoaltphoto.com
日本語訳は『ロラン・バルトによるロラン・バルト』(石川美子訳 みすず書房 2018年) を読んでいきます。
もちろん原著である"Roland Barthes, par Roland Barthes "での参加も大歓迎です!英語訳など他言語の翻訳でも大丈夫です。