現在募集中のワークショップについて

このワークショップは終了しました。
開催予定のワークショップは「現在募集中のワークショップ 」のページをごらんください。

現在募集中のワークショップ
 

銀塩アナログ写真ワークショップ:プリントスタディ

東京オルタナ写真部では、アナログ写真ワークショップ参加者によるグループ展を年に2回開催しています。参加者の制作プロジェクトを講評する機会を「プリントスタディ」として設けてきました。

グループ展参加作品のレベル向上にともない、プリントスタディを定期的に開催し、より充実したものにしたいと思います。主な内容は以下の2点になります。

1 制作プロジェクトの講評

次回グループ展に向けて、それぞれの制作プロジェクトの内容を講評し合います。ここに持ってきてもらうプロジェクトは構想段階でも大丈夫です。自分が目指すものが何なのか、時間をかけて深めていく機会を作りたいと思います。

2 作品を批評する

もうひとつは、参加者みんなで作品批評をやってみます。
いまの私たちの批評する文化や言葉はとても貧弱です。きちんと見たものについて、きちんと言葉を交わす場を持ちたいと思います。

これは『明るい部屋』読書会で、みんなで考え合い、言葉を交わすことでとても深い理解が可能になった経験から構想しました。きっと、とても面白くなると思います。ぜひご参加ください!

今回の展覧会:「マジック・ランタン 光と影の映像史」 @東京都写真美術館

今回の作品批評の対象は東京都写真美術館で開催中の「マジック・ランタン 光と影の映像史」です。この展覧会の出展作品、キュレーション等も含めてディスカッションします。また同時開催の「杉浦邦恵 展」もあわせてディスカッションしたいと思います。

写真の発明者として歴史に記されるダゲールは、芸術家でも技術者でもなく、見世物興行師でした。彼の名を知らない人でも「ジオラマ」という言葉はご存知かと思います。ダゲールは見世物興行としてのジオラマの発明者であり興行主でした。このように初期の写真を含む映像芸術は見世物とは深い縁があります。また幻灯(マジック・ランタン)は映画に先行する映像エンターテインメントでもあります。このマジック・ランタンがなければ、私たちに馴染み深い「映画館で映画を見る」という上映形態はなかったかもしれません。

写真と映画の誕生前夜に流行したマジック・ランタン。映像史を知る上でも非常に興味深い映像文化だと思います。

プリントスタディに参加される方は、なるべく上記展覧会をご覧になったうえでお越しください。

展覧会詳細ページ
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3083.html

写真や映画以前の映像史については以下の記事も参照してください。

映像のアルケオロジー: 視覚理論・光学メディア・映像文化 (視覚文化叢書)posted with amazlet at 17.08.15大久保 遼青弓社売り上げランキング: 572,416Amazon.co.jpで詳細を見る  19世紀日本の映像体験この本は、これまで日本の映像史研究では研究対象とは考えられなかったような、見世物小屋などでの映像経験の歴史を「発掘」していく。「映画史」「写真史」などは研究ジャンルとしてすでに成立しているものだ。その成果は非常に大きく豊かなものだろう。しかし、私たちが実際に社会生活の中でどのように映像を経験してい...

プリントスタディ開催概要

開催日程

2018年月9月29日(土)16:30~

  • 過去にアナログ写真ワークショップを受講された方は自由に参加できます。
  • アナログ写真ワークショップに未参加の方でプリントスタディに参加希望の方は次のメールアドレスまでご連絡ください。 → info@tokyoaltphoto.com
  • 各回 19:00開始。90分程度の予定です。

 参加方法

  • 過去にアナログ写真ワークショップを受講された方は自由に参加できます。当日会場にお越しください。参加費はその場でお支払いください。

過去のグループ展について