ロラン・バルト『新たな生のほうへ』 読書会
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『喪の日記』はあまりに悲痛すぎて、読んだことを誰にも言いたくないような本でした。バルト自身が出版を意図して書いたものではなかったという理由もあります。その中で、バルトが企画していた小説の仕事。それが彼にとって生の終焉と再生を果たす「記念碑」でした。今回の読書会は、この未完の仕事を遠望します。
コレージュ・ド・フランスの講義を続けながら〈小説の準備〉をするバルト。過去・現在・未来が交錯するエクリチュールの到達点。「音楽分析と知的作業」「シューベルトについて」「クロニック」(週刊誌に15回連載の時評)「固まる」「親愛なるアントニオーニ……」「子供時代の読書」「新たな生」(遺稿)など、最晩年の思考をバルトが書きしるし語りおろしたテクスト40篇。
ロラン・バルト著作集 10 『新たな生のほうへ』出版社の紹介文より
6月16日(土)
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