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『明るい部屋』の源流へ
写真を見るという行為の本質を徹底的に追求した『明るい部屋』は、ある意味で「最後の写真論」と言うことができます。
私たちは当初、写真論の読書会を開催していくつもりでしたが、『明るい部屋』の後ではどんな写真論も色あせてしまいました。そこでロラン・バルトを遺作である『明るい部屋』からさかのぼって読み進んでいくことにしました。『喪の日記』は『明るい部屋』へと直接につながる断片集です。
とぎれとぎれの言葉が、すこしずつかたちをなして、
ひとつの作品の輪郭をえがきはじめるのが日記からかいまみられる。
そうして、母の写真をめぐる作品『明るい部屋』が生まれたのだった。『喪の日記』は、最晩年のバルトがのこした苦悩の刻跡であり、
愛するひとを失った者が「新たな生」をはじめようとする懸命の物語である。
そこから浮かびあがってくるのは、言葉で生かされている者が
言葉にすがって立ち上がろうとする静やかなすがたなのである。『喪の日記』出版社の紹介文より
『喪の日記』読書会 開催概要:参加者募集中です。
開催日程
4月28日(土)、5月12日(土)
- 18:30時開始
- 各回90~120分の予定です。
参加方法
参加希望の方は以下の申し込みフォームよりお申し込みください。
- 申し込みフォームを送信後、折り返しこちらから詳細をご連絡いたします。もし2日以内にメールが届かない場合はお手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。東京オルタナ写真部:info@tokyoaltphoto.com
『明るい部屋』の読書会を終えて
『明るい部屋』読書会を終えて
『明るい部屋』読書会:最後のディスカッション先週末は『明るい部屋』読書会の最終回でした。この本を読み終えて最後のディスカッションを行いました。本当にどう言えばいいのかわからなくてこんな言葉しか見つからないのですが、感動に包まれるような最終回になりました。愛と悲しみと世界の関係について、不可能なほど誠実に考えようとした本。それがこの『明るい部屋』です。読書会でレジュメを読み上げながら、私自身、感情が抑えられず何度も胸が詰まりそうになったことがありました。このようなことを言うと必ず「え、そんな本...