ロラン・バルト『喪の日記』 読書会
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写真を見るという行為の本質を徹底的に追求した『明るい部屋』は、ある意味で「最後の写真論」と言うことができます。
私たちは当初、写真論の読書会を開催していくつもりでしたが、『明るい部屋』の後ではどんな写真論も色あせてしまいました。そこでロラン・バルトを遺作である『明るい部屋』からさかのぼって読み進んでいくことにしました。『喪の日記』は『明るい部屋』へと直接につながる断片集です。
とぎれとぎれの言葉が、すこしずつかたちをなして、
ひとつの作品の輪郭をえがきはじめるのが日記からかいまみられる。
そうして、母の写真をめぐる作品『明るい部屋』が生まれたのだった。『喪の日記』は、最晩年のバルトがのこした苦悩の刻跡であり、
愛するひとを失った者が「新たな生」をはじめようとする懸命の物語である。
そこから浮かびあがってくるのは、言葉で生かされている者が
言葉にすがって立ち上がろうとする静やかなすがたなのである。『喪の日記』出版社の紹介文より
4月28日(土)、5月12日(土)
参加希望の方は以下の申し込みフォームよりお申し込みください。