最近の銀塩写真の始め方を淡々とまとめていきます。
今回は、がんばらない中古のフィルムカメラの選び方について。
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【記事更新】おすすめカメラを厳選しました!↓
銀塩写真を始めたい人へ:厳選!!おすすめフィルムカメラ
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カメラ買いに行くわよー!ってちがいます。映画『ローマの休日』です。
★フィルムカメラの現状
現在、フィルムカメラは店やオークションで中古を安く探せます。
中古のフィルムカメラは、価格も比較的安定し品数も豊富なので、良いものが買いやすくなっています。
「じゃあ中古で買うから、おすすめのカメラ教えてよ。」
う…。できません。
映画『ローマの休日』に出てくる小道具のスパイカメラ。
そんな珍品さえもふつうに売ってるのが中古カメラの世界です。
天地開闢(てんちかいびゃく)以来の全てのカメラの中からおすすめを選べなんて、私なんかにはムリです(号泣)。
というような話を前回書きました。
★「カメラ修行」しなくても大丈夫
そうは言っても趣味の世界ですから、中古カメラの世界にどっぷりハマるのも楽しみのひとつです。
もちろんそれが悪いわけではないのですが、写真も撮らずにカメラ買いに熱中する「カメラコレクター修行」のようになってしまうのは、もったいない気がします。そんな修行をしなくても中古カメラは買えますので、カメラを買うのも写真を撮るのも、どちらも楽しめればいいかなと思います。
では修行なしで中古フィルムカメラを買う方法を考えてみましょう。
と言っても、やることはこれだけ。
① 欲しいカメラをイメージしよう
② 手に取ってみよう
③ 欲しいカメラを決めよう
④ 探して購入!
…ふつうの買い物と同じですね。
① 欲しいカメラをイメージしよう
自分はどんな写真を撮りたいのかちょっとイメージしてみて、その目的にあったカメラをざっくりイメージ。
・大きさ、重さ
・使い方
などをちょっと想像してみます。
このブログでこれまで紹介してきた、新品で買えるフィルムカメラを参考にして、カメラの種類を絞り込んでもいいと思います。
② 実際に手に取ってみよう
カメラも道具なので、手になじむかどうかは大事だと思います。
お店に行って、実際に手に取ってみましょう。
「中古カメラ屋に入るとか、超ハードル高いんだけど。」
そ…そこはがんばろう。
ナイスなジェントルマンや、ヤングなスタッフがいるお店がほとんどです。
自分がイメージするカメラを伝えれば、優しくていねいに、そして熱心に商品説明をしてくれます。
もちろん、その場で買わなくても大丈夫です。むしろ、まだ買っちゃだめです。
お店のスタッフに質問しながら、目当てのカメラを絞りこんでいきましょう。
※もし万一、親切でないお店だった場合は、それ以上用はないのですぐに退散しましょう。
③ 欲しいカメラを決めよう
お店で手に取って、目当てのカメラが決まってきたら、次はそのカメラのことを調べてみよう。
幸い、過去のフィルムカメラ情報は、カメラ好きの人たちの手によりWeb上にたくさん存在しています。目当てのカメラを検索して、よく調べてみましょう。もしかすると同じカメラでもバリエーションがたくさんある場合があります。
よーく調べて納得したら、欲しいカメラを決定。
④ 探して購入!
欲しいカメラが決まったら、あとは探して買うだけ。
中古カメラが買える場所は、中古カメラ店、ネットショップ、ネットオークションが一般的です。
もしこれが最初に買うフィルムカメラだったら、中古カメラ店をおすすめします。
中古のフィルムカメラは経年変化により、思わぬ不具合があることがあります。
お店で購入すると保証がつくことが多いので、もし不具合があった場合でも、対応がスムーズです。
ネットオークションで掘り出し物を狙うのはリスクが高いので、あまりおすすめしません。
安全に買おうとする限り、オークションでも中古カメラ店でも価格はさほど変わりません。
とは言っても、欲しいカメラを探してカメラ店をまわるのは大変です。
そんなときに便利なのが、以下の中古カメラ検索サイト。複数の店の商品を横断検索できます。
ただ、中古カメラ検索サイトには加盟していない良心的なお店も多くありますので、まずは近くに中古カメラ屋さんがないか調べてみることもおすすめします。
東京の中古カメラ店のまとめページがありました。
・[東京]お宝が見つかるかも?中古カメラが豊富な店
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さて、「がんばらない中古フィルムカメラの選び方」いかがだったでしょうか。
…などと書いていたら、中古フィルムカメラの買い方の良記事発見!
なんてこった…とてもわかりやすい。
良記事です。
ぜひ、あわせてこちらも参考にしてください。
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最後におまけで、中古フィルムカメラ選びの際のチェックポイントを。
・各部の動作確認
→ シャッター、絞り、露出計がきちんと動作するか。
・レンズの確認
→ フォーカスリングが軽すぎたり重すぎたりしないか。カビの発生がないか。傷はないか。
多少のホコリの混入は大丈夫。レンズの傷も前なら多少は平気。後ろは要注意。
・本体のチェック
→ 多少の傷は神経質にならなくても大丈夫。
遮光スポンジが劣化してぼろぼろになっていたら、簡単に交換できるのでお願いしよう。
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さて銀塩写真の最近の情報をまとめるシリーズ、フィルムカメラ編。
ひとまず終了です。
次は、フィルム編に。
「銀塩写真を始めたい人へ」記事は、ぼちぼち更新していきます。
現在入手可能なもので銀塩写真を始められるように情報をまとめていきます。
フィルムカメラ編
フィルム編
フィルム現像編
プリント編(銀塩印画紙、デジタル)
とぼちぼちと続く予定です。