もしかすると、いまどき銀塩写真を始めたいひとがいないとも限らない。

そんなわけで、最近の銀塩写真情報をぼちぼちとまとめていきます。


まずはカメラ編。

新品フィルムカメラ、まだ買えます。

【記事更新】おすすめカメラを厳選しました!↓

 

銀塩写真を始めたい人へ:厳選!!おすすめフィルムカメラ


★フィルムカメラの現状

現在、フィルムカメラは店やオークションで中古を安く探せます。

じゃあフィルムカメラに新品はないのかというと、そんなことはなくまだ作っています。
今回はRollei ローライ。

ただし、ローライのカメラを新品で買うとものすごい値段になるので、銀塩写真を始めたいひとにおすすめできるかはちょっと疑問。ただしライカと同様に質のいい中古も多いので、関心があるひとは中古カメラ店やオークションをあたってみてください。

■ローライ35  (35mmコンパクトカメラ)

史上最小にして、最高密度のメカメカしさを誇る35mmコンパクトカメラ。限定カラーで復活してました。各色5個ずつ。

このカメラ、見た目は小さくてかわいいですが、容赦なくメカを圧縮しています。するとどうなるかというと、重いです。金属のかたまりです。いいカメラだとは思いますが、この復刻版は値段がぜんぜんかわいくありません。新品のライカM7にレンズ付けて買える値段です。もちろん中古で探してもたくさんあります。

沈胴式レンズが楽しい。

■ローライフレックス 二眼レフカメラ (中判カメラ)

・Rolleiflex 2.8 FX

http://www.kenko-pi.co.jp/horseman/Rollei/pd/28FX.html

・Rolleiflex 4.0 FW

http://www.kenko-pi.co.jp/horseman/Rollei/pd/40FW.html

・Rolleiflex 4.0 FT

http://www.kenko-pi.co.jp/horseman/Rollei/pd/40FT.html

ローライと言えば二眼レフカメラ。二眼レフは撮影用レンズとファインダー用レンズが別になっているので、こんな形をしています。構図やピントの調整をするには、上から覗きます。形はレトロですが、このカメラには最新レンズがついています。レンズ交換はできないので、標準、望遠、ワイド、とレンズの違う3種類のラインナップです。フォーマットは正方形の6x6。つまりインスタグラムの形。


こうやって使います。なわけはない。

二眼レフは一眼レフよりもレンズの設計に制約が少ないため、一般的には、シンプルで写りの美しいレンズが使われています。ローライ二眼レフも新品はとんでもない値段なので、中古を検討することもあるかと思います。そこで問題なのが、過去のローライ二眼レフは、形は同じでもレンズの設計が違ったりと、とてもたくさんの種類があることです。選び放題。迷います。しかし不用意に、カメラ好きの人たち相手に「いちばん良いローライ二眼レフはどれか?」なんて話をするとえらいことになりがちです。

百家争鳴、いろいろな見解があるのは承知していますが、だいとうの私見では、もし他に選択肢があるのなら、テッサーというレンズがついている機種はそんなにおすすめしません。テッサーはありふれたレンズですし、ボケ方があまりきれいじゃないんです。もしボケ味にこだわるならプラナーがいいと思います。せっかくフィルムで撮影するのであれば、フィルム感がよりはっきり出るのはボケの部分だからです。

■ローライフレックス 一眼レフカメラ (中判カメラ)

・Rolleiflex Hy6 mod2

http://www.kenko-pi.co.jp/2013/03/21/Rolleiflex_Hy6mod2_catalog_A4.pdf

・Rolleiflex 6008AF
・Rolleiflex 6008 Intergral2

http://www.kenko-pi.co.jp/horseman/Rollei/pd/6008It2.html

正方形6x6フォーマットの一眼レフ、Rolleiflexの6000シリーズの最新版です。Hy6 mod2はデジタルパックを付ければデジカメにもなります。Hy6 mod2と6008AFはオートフォーカスレンズが使えます。6000シリーズは登場したときから、あちこちが電気式のプロ用機材だったようです。

銀塩写真の最近の情報をまとめるシリーズ、35mmフィルムカメラ編。
と言いながら前回も今回も中判カメラが登場してしまいました。
じゃあ、もう次回は中判カメラの現行機種特集にしましょうか。
現行で販売されていて新品で買えるフィルムカメラだけ紹介していますが、まだもう少し続きます。


「銀塩写真を始めたい人へ」記事は、ぼちぼち更新していきます。
現在入手可能なもので銀塩写真を始められるように情報をまとめていきます。(簡単にね。)

まずは35mmフィルム用カメラ編。
中判カメラもちょっと取り上げて、
それからあとは
フィルム編
フィルム現像編
プリント編(銀塩印画紙、デジタル)
と続く予定です。

ではでは。