TP Fix アルカリ迅速定着液
TP Fixは、東京パイロ専用にチューニングされた定着液です。
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概要
TP Fixは、現像液「東京パイロ」に最適化するように調整された弱アルカリ性の無硬膜迅速定着液です。東京パイロ以外の現像液や印画紙の定着に使用することもできます。匂いが少ないことも特徴です。
製品内容
濃縮液タイプ
水で希釈してそのまま使用します。
粉末タイプ
粉末状の薬品が2袋入っています。2袋で1セットです。水に両方の薬品を溶解して使用します。
調合方法
濃縮液タイプ
水で2~4倍に希釈して使用してください。1パックの濃縮液に水を加えて500mlが推奨濃度です。
粉末タイプ
60℃の水450mlに薬品粉末を徐々に加えながら溶解します。溶解する袋の順番はどちらが先でもかまいません。溶解前に両方の袋の粉末を混合しないようにしてください。溶解時に弱い硫黄臭がすることがありますので、必ず換気をしながら作業してください。完全に溶解後、水を加えて500mlとし、液温が室温まで下がれば使用できます。
原液をそのまま使用するか、水で希釈しても使用できます。希釈は2倍(1+1)程度までを目安にしてください。希釈すると保存性は下がります。
定着時間
現像液の液温になるべく近い温度(±2℃程度)で使用してください。リールタンクでのマニュアル現像の場合は、最初の30秒間を連続撹拌、その後30秒ごとに3回撹拌してください。定着時間が短いため、高感度フィルムや120サイズフィルムは連続撹拌の時間を長くとってください。
定着時間:1.5~2分
水洗
流水で5~10分水洗します。水洗促進剤の使用はステインの生成を抑制するため、あまりおすすめできません。
処理能力
500mlのTP Fixで35mmフィルム25本の定着処理ができます。ただし、TP Fixは染色現像液のステイン生成を優先しているため、一般的な酸性定着液に比較して少し寿命が短くなっています。溶解後、しばらく時間が経った定着液は、使用前にクリアタイム計測により定着時間を確認してから使用してください。