※このワークショップは終了しました。現在開催予定のワークショップはこちらです。

写真の古典技法のひとつである、鶏卵紙(アルビューメンプリント)のワークショップを開催します。


19世紀の写真技法のひとつである鶏卵紙については、こちらのブログでも何度か紹介してきましたが、このたび体験ワークショップを開催することになりました。初めての方でもプリントできるように内容を工夫したいと思います。

 

写真の古典技法というとなにやらマニアックな感じがするかもしれませんが、海外では手作りの工芸的な作品のベースに使われることも多くあります。代表的なのは手製本でしょうか。写真のプリントから製本まで全て手作りの本ですね。今回、オルタナティブ・プリント・ワークショップを開催してくれる家具・雑貨のお店「巣巣」では、手製本の教室も開催しています。

今回参加いただいた方には、デジタルネガを制作するために使う専用film、ピクトリコTPS100のサンプルをプレゼントします。本当に美しい写真を作るためのトーンカーブの調整方法についても説明する予定です。

現在、日本ではオルタナティブ・プロセスのワークショップ等は少しずつ増えてきていますが、実際に一定のクオリティの作品を継続して制作している作家によるワークショップはまだほとんどありません。その点でも今回は充実した内容になるよう工夫していきたいと思います。

インクジェットプリントとは全く異なる古典写真印画。今回は第1回目の開催ですが、今後、他の技法も紹介していければと考えています。

◇鶏卵紙(アルビューメンプリント)についての記事

こちらでも鶏卵紙の作り方を紹介しています。

the residence of William Henry Fox Talbot albumen print/ 鶏卵紙
だいとうの鶏卵紙プリント。写真の発明者のタルボットの屋敷。